
昨日の日記でのレスで光さんよりネブトクワガタの産卵セット方法についての御質問がありましたので本日の日記内で取り上げました。
私的にはネブト種については以下の様な方法でセットしております。
【産卵に使用したマット】完熟Matもしくは黒土Mat
【産卵に使用するケース】クリーンケースS
【産卵管理温度】20~25℃前後(飼育種に応じて)
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下のような感じになります。
ネブトクワガタはとても熟成したマットに産卵する傾向があります。
弊社のマットでは完熟Matもしくは黒土Matが向いていおります。
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先日のオーベルシカに続き本日も産卵セットの様子をご紹介します。
今日は日本が誇る国産最大ノコギリ:アマミノコギリ。
そして独特な模様が人気のスジブトヒラタ、この2つの産卵セットです。
親はアマミノコ、スジブト共に新鮮ワイルド天然ものを使用しました。
【飼育種】
和名:アマミノコギリクワガタ
学名:Prosopoxolius dissimilis
産地:日本 奄美大島
累代:WD(天然もの)
【飼育種】
和名:スジブトヒラタクワガタ
学名:Dorcus metacostatus
産地:日本 奄美大島
累代:WD(天然もの)
次に産卵セット風景です。
こちらはアマミノコ、スジブト共に同じセッティング産卵セットを組みましたので、代表してスジブトヒラタをセットした時の画像をご紹介致します。
【産卵に使用した親虫】天然♀からの持ち腹産卵
【産卵に使用したマット】完熟Matのみ
【産卵に使用するケース】クリーンケースM(W305×D195×H232)
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
このような感じでセットを組みました。
今回はくわMatではなく、完熟Matで産卵セットを組んでみました。
アマミノコギリ、スジブトヒラタ共にマット産みで十分産んでくれる種ですので完熟Matでの結果が楽しみです。(^^)
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暑い日が続きますね。
今日はオーベルチュールシカクワガタの産卵セッティングを行いました。
親は天然ものですが、♂は早くも死亡・・・。残念ながら標本に・・・。
♀は追いがけは出来なかったので、持ち腹に期待してそのまま産卵セットに移行しました。
とても重量のある元気のある♀です。
【飼育種】
和名:オーベルチュールシカクワガタ
学名:Pseudorhaetus oberthuri
産地:ベトナム
累代:WD(天然もの)
【親♂:既にご臨終・・・】
【親♀:爪のかかりのよい重量のある良個体です】
次に産卵セットの様子です。
何点か画像を撮ってみました。
【産卵に使用したマット】完熟Mat+コナラ材2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースM(W305×D195×H232)
【産卵管理温度】20~22℃(若干低温気味)
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、実際のセットは材の大きさもありTの字でセットしました。これはどちらの方法でも構いません。)
このような感じです。
今回は完熟Matと材の組み合わせでのセッティング。
数が取れる種ではないが、頑張って沢山産んで欲しいものです。(^^)
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最近なかなか日記を更新出来なくてすみません。
繁忙期に当たっておりまして、作業他色々やる事が多く更新出来ませんでした。
御覧の皆様にお詫び申し上げます。
さて久々の日記はマルスゾウカブトの♂個体の羽化報告です。
最近は♀の羽化報告ばかりでしたので、久々の♂マルスです。
【飼育種】
和名:マルスゾウカブト
学名:Megasoma mars
【体長】♂121mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】クリーンケースS
【えさ交換回数】途中6~7回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約21ヶ月程度で羽化
黒系大型メガソマ、マルスゾウカブトの羽化です。
飼育自体はとても簡単です。きのこマットでグングン育ちます。3令になってからが非常に長くこの個体も約2年近くかかってからの羽化でした。とはいえ、同じ黒系のアクティオンやラミレスなどと比べると若干早めに羽化してくれます。アクティオンなどは普通で3年はかかりますので・・・。
この♂個体を羽化させるのに使用した容器サイズはクリーンケースSです。
保湿自体はケースのみでも万全ですが、コバエ防止のために穴の沢山空いたビニールシートや新聞紙などをかませました。
新聞紙を挟む事により、上に上がってきた余計な水分を吸収してくれて蒸れなどを防いでくれます。水分過多を好む線虫防止の意図があります。
新聞紙自体は水分によって湿って柔らかくなりますので時折の交換が必要になります、
黒系大型メガソマのマルスゾウカブト。皆さんも一度機会がありましたら飼育してみて下さい。羽化した時の迫力は感動ものですよ。(^^)
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パプアキンイロクワガタの産卵セットの割り出しです。
今回はくわマットではなく、newバージョンの完熟マットでの産卵結果です。
【飼育種】
和名:パプアキンイロクワガタ
学名:Lamprima adolphinae
産地:アルファック産
累代:CB
【産卵のセット方法】
使用したマット:完熟マットのみ
使用した容器:小プラケース
産卵セット期間:約1ヶ月半
設定温度:23~25℃
水分量:適量
結果:マット幼虫44頭+卵3個を回収
完熟マットにて産卵させてみましたが、結果は十分満足がいく結果になりました。
見事にくわマットの代用を果たせました。
まだ親♀は全然元気なので2回目の産卵セットを組む予定です。
沢山産んで欲しいですね。(^^)
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フォルスターフタマタクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:フォルスターフタマタクワガタ
学名:Hexarthrius forsteri
産地:インド産
累代:F1
【羽化体長】♂73mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 900ccブロー容器 (径100mm×高さ145mm)
【えさ交換回数】途中3回
【設定管理温度】21~22℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約12ヶ月(合計14ヶ月程度)
飼育日誌では初登場のフォルスターフタマタです。
きのこマットにて飼育しましたが、飼育自体は問題なく育ってくれました。ただサイズ的にはまだまだのサイズです。飼育期間は少し長めの1年2ヶ月程度。
この個体とても真っ赤ですが、羽化直後というわけではなく羽化して約2週間は経っており、身体もほぼ固まっています。先日マルスのレッドボディを紹介しましたが、この個体も負けないほどきれいです。
羽化の次は産卵です。
材産み主体のフォルスターですので、産卵木をしようしてまずは成功させる事を第一目標としたいと思います。(^^)
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先日の日記レスに子ランバーさんより線虫、 ダニについてのレスを貰いました。
「Shihoさん、初めまして。リッキーとトリニをきのこマットで産卵させました、1.5ヶ月後の割り出しで全て線虫、 ダニに侵されていました!速やかな対策を希望します。」
ダニや線虫等に関する考えは昨年もこの日記内で触れておりますので、 その時の内容もう一度ご紹介しながら改めて一緒に考えてみたいと思います。
まずは昨年2007/11/07の日記の文面を御覧下さいませ。
※この意見はあくまで私、Shihoの考えですので一般論ではない事を御了承下さいませ。
キノコバエは、「キノコ」という名前がついている通りキノコ系マットを特に好みます。ですので、弊社で販売している「きのこマット」は菌糸系のマットですので、コバエが集まってくる率は高いです。
コバエ、ダニ、線虫についてはクワガタ、カブトムシを飼育している方にとってはの永遠の課題ですね。私的考えとしては、対策は、いかに外部より侵入する事を防ぐかだと考えています。
使用するケースの空気の抜け道の密封性を考えるとかなり目の細かいのが理想です。ですがそうなると今度は逆にケース内の蒸れや結露、酸欠の心配が出てきます。水分多めを好む線虫などの発生の確率も上がってきます。
キノコバエによるマットの劣化は確かに嫌ですが、線虫出現による酸欠はもっとやっかいだと考えています。
じゃぁどうすれば良いのか・・・・。
正直な考え、これだという良策はないのが現状です。
どれも一長一短ですので、その辺をお客様がどこまで譲歩できるかを考えながら飼育していくしかないと考えております。元々クワガタやカブトムシは天然野外で生息している昆虫。自然界ではダニやコバエ、線虫などの雑虫はごく当たり前のように共生しています。
それを我々人間の都合で狭いケース内で鑑賞用として育ててる無理があります。ケース内を外部と同じ環境に近づければ近づけるほど、やはり外部で共生している虫達も集まって来てしまいます。
確かに家の中で他の雑虫が発生するのは嫌です。可能なものならばクワガタ、カブトムシだけキレイに飼育していたいものです。 ですが現状はそうはいきません。
ここをどう考えるか・・・。
どんな答えを出してもこの問題に正解はないと私は考えています。そこは飼育者一人一人の考えやモラルによるものだと私は考えています。
難しい話になってしまいましたが、これはあくまで私Shiho的考えですので個人的意見として読んで頂ければ幸いです。(^^)
いかがでしょうか?
明確な解答がないこの文面の内容を御覧になられて、御覧になった皆様からは様々な意見が出てくると思います。
それはやはりそれぞれの方が皆異なった考え方や飼育理念をもっているからだと考えます。
今回の子ランバーさんのご要望は私も一飼育者としてクワガタ・カブトムシ以外の虫が発生するのは厄介な事だと思いますので良くわかります(^^)。しかしながら 現状ですとクワガタやカブトムシのみ飼育できるような発酵マットの開発は非常に難しい所です。
なぜなら クワガタ・カブトムシが好む環境は他の虫達も好む環境になってしまう事が多いからです・・・
私もわりと長く色々とクワガタ・カブトムシを飼育して、ダニ・線虫・コバエ等のある程度の発生条件、傾向は分かってきましたが、それでもなかなか防ぐ事ができません^^;
とはいいましても、飼育する上では他の虫達が出ないに越した事はありませんので、何か良い方法を探して行きたいと思いますm(__)m
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皆さん必見です。
スーパーなレッドボディを持つマルスゾウカブト!?の♀の報告です。(^^)
【飼育種】
和名:マルスゾウカブト
学名:Megasoma mars
【体長】♀73mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 ブロー容器1800cc (径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中5回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約18ヶ月程度で羽化
おなじみマルスゾウカブト♀の紹介です。
すみません・・・タイトルではスーパーレッドボディと書きましたが、実は羽化直後の状態で羽の色もまだ黒く落ち着いていない状態の個体です。
あまりにも赤くキレイなため、日記で紹介するのも面白いと思い載せてみました。
マルスは黒色タイプの大型ゾウカブトの中では比較的羽化も早く♀で1年半、♂でもギリギリ2年かからずに羽化してくれます。
飼育はとても簡単です。マットのみでグングン大きくなってくれます。
しかしキレイですよね~。まさにスーパーレッドです!(^^)
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今日は小型メガソマの代表格のひとつテルシテスゾウカブトの羽化報告です。
【飼育種】
和名:テルシテスヒメゾウカブト
学名:Megasoma thersites
産地:メキシコ産
累代:F2
【羽化体長】♂41mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】500ccブロー容器使用
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約8ヶ月(合計約10月程度)
小型メガソマ、テルシテスヒメゾウカブトです。
幼虫飼育はとても簡単で、念のためにえさ交換を途中2回しましたが、そんなにガツガツ食べる種でもなく新鮮なエサを与える為の交換といった感じでした。今回はきのこマットにて羽化させました。
そのあたりはヨルゲンセンと同じような感じです。
新成虫らしく毛並みも擦れていなく、とてもキレイです。
♀の羽化が遅れていますが、もう全て蛹になっていますので羽化しましたら今度は産卵です。頑張ります。(^^)
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今日はゴロファ最大種ポルテリの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ゴロファ・ポルテリ
学名:Golofa porteri
産地:ベネズエラ
累代:CBF1
【羽化体長】♂92mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 1800ccブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中5~6回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約16ヶ月(合計18ヶ月半程度)
さすがに格好の良いゴロファ・ポルテリ。
頭角も伸びてスマート。赤褐色の体色もキレイです。
前回羽化は83mmでしたが今回は90mmオーバーしましたので満足しております。
飼育はとても簡単で、きのこマットでグングン育ちます。ただ他のゴロファと違って大型のせいか幼虫期間は少し長め・・。この個体も1年半かかりました。
今度は産卵ですが、その前に先日セットした別のゴロファもそろそろ産卵回収時期にあたりそうです。
卵も見え隠れしています。産んでいる事は確実なのでまたご報告いたします。(^^)
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